
ハサミで切るのは面倒じゃないですか?ミシン目が付いてたら楽ですよね。

道具を使わず手で切り取る際に便利なのがミシン目ですね。
例えば、チケットにミシン目を入れて半券をつくったり、
密封した封筒に口にミシン目を付けて開封しやすいようにしたり。
ミシン目を付ける一番手軽な方法は、ミシン目用のカッターです。
ミシン目カッター、あるいはロータリーカッター、ロータリーなどと言われます。
使い方は、丸いジグザグ刃を紙に押し付けて転がすだけ。
イメージとしては、ピザを切り分けるときに使うピザカッターみたいなやり方ですね。
少量で短い長さのミシン目を付けたいならこれで十分だと思います。
ですが、大量にミシン目を付ける紙加工業務となるとこれでは厳しいですね。
たくさんの量をこなしたり、長い幅のミシン目を安定してまっすぐ付けるのには不向きです。
大量に複数枚いっぺんに長い幅のミシン目を付けたい時は、ミシン目機(ミシン目プレス)の出番です。
ミシン目機は、文房具のミシン目カッターとは構造が異なります。
ギロチンのようにまっすぐなジグザグ刃を上から押し付けることで、一気にミシン目を付けるのです。
一度に複数枚の紙を加工できるので効率的ですし、長い幅のミシン目を真っ直ぐ付けられます。
ミシン目機には、手動と電動があります。
手動のものは主に卓上で、ハンドルを引くと刃が下りて紙をはさむシンプルな仕組みです。
事務用のディスクカッターでもミシン目刃を取り付ければ同じように扱えますが、
ハンドルの方が力が入るので、プレスタイプのミシン目機のほうが複数枚確実に加工できます。
<手動タイプでミシン目を付ける>
電動の物は、紙を差し込んだあとフットペダルを踏むとミシン目が付きます。
電動のメリットはパワーです。
力の要る厚い紙やフィルムなどでも、確実にミシン目を付けられます。
<電動タイプでミシン目を付ける>
ミシン目はとても単純な仕組みですが、紙製品に便利さをもたらすことができる重要な加工だと思います。
チケット、封筒、広告につける割引券、ボール紙でつくる工作商品の切り取りや折り目、などなど。
ミシン目があるだけでユーザーにとって使いやすさが向上しますよね。
簡単な加工ですが、そこには使い手のことを考えた心配りがあります。
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